Compare English Coaching

2016年あたりからプレーヤーが増えてきたこの業界
今回はその中でも老舗の4つのサービスについてみていきましょう。

結論からいうと、以下の4つになります。

これらがどう違うのか大まかな特徴についてみてきましょう。

PROGIRT

本田圭佑氏が関わるっていることもあり認知を広げるのに成功したのがPROGRIT。初期のエンジェル投資家は、運営会社のGRIT創業者の前職マッキンゼーの先輩でもある瀧本氏がついていたこともあり素晴らしいネットワークに恵まれた会社といえるところです。ターゲットは外資系バリバリキャリアな方や、国内企業でもグローバルに活躍しているビジネスパーソンのようです。

いいところ

トレーニング手法としては、1分間に読める文量を上げていく訓練や、リスニングのシャドーイングを細かく指摘してくれるところです。やり続けることができれば自分に足りなかった「すきま」がうまるように上達していくことでしょう。特にTOEIC等、テスト対策にも有効で、全体として緻密な学習理論展開があり一定の説得力があります。

気になるところ

弱点を克服するため課された課題に対して、毎日細かな報告がかかせません。それが面倒なため「自分にはあわない」という人も一定数いるようです。

TORAIZ

一方、TORAIZは元孫正義の右腕として活躍していた方が展開している会社が行っているサービスです。ハイレベルなビジネスパーソン向けで「ちゃんと効果があるなら1年という期間に絞って集中して一気に投資する」といった方々がターゲットのようです。

いいところ

やはり語学は一朝一夕に上達するものではありません。そこに1年という現実的に身に着けられる期間を設定しているところが好感をもてます。また、その最終ゴールがネイティブ並みになろうというわけではなく、第二言語を使うものとしてきちんと意思疎通できればいいというところなので、これまた現実的です。グループでのレッスンもあることから会議を想定したリアルなコミュニケーションの練習ができ、ともすれば横のつながりもできそうなところは魅力的です。

ここはどうかなというところ

受講生の多くがどのような仕事で英語を使う方々なのか不明ですが、実際に実務で使えるようになった人がどれくらいいるのかは気になるところです。


ENGLISH COMPANY

それに加え、ENGLISH COMPANYは元は京都の塾から始まったところで、ビジネスに限らずアカデミックな方面や、TOEIC対策なども得意なところです。教室型ではありますが、まるでカフェのような“店内”で勉強できるため、リラックスしてインプットとアウトプットの練習ができるところです。
いまはやや上級者向けにSTRAILというよりビジネス目的にやることを絞った密度の濃いプランもあります。

いいところ

やはり何といっても学習塾をやっている会社が始めたサービスということもあり、学術的な人の学びについてはノウハウがあるようです。担当のインストラクターも海外経験があるだけでなく、人柄がよい人が多く、接しやすさはここの売りの一つかもしれません。

特にリスニングに関しては様々なアプローチがあり、どこが聴けないかを徹底的に洗い出し弱点をつぶしていきます。こういった部分は一人でやろうとするとなかなか続かないものですが、担当のインストラクターのチアアップにより継続が可能になるのかもしれません。

よくなってほしいところ

すでに英語力がそれなりのレベルにある方、特にスピーキングにおいてUpper intermediateな人たちは、それ以上を目指すのにはあまり向かないかもしれません。TOEIC対策等試験対策には有効な部分も多いですが、既にTOEICが800点台後半の方には伸びしろを埋めるには物足りないと言えます。

また留学経験者と言えど、言語学に精通している人ばかりではないので、ごくまれに誤った知識を与えるインストラクターも混じっています。やはり、受験から始まるテスト対策のプロ集団と考え、英会話においては上限があるかもしれません。外資系バリバリTOEIC900点台の人たちでもより流暢にしてくれるようなプログラムとインストラクターに期待したいところです。


RIZAP ENGLISH

後のRIZAP ENGLISHは、いわずとしれたあのライザップが指導するということでパーソナルトレーニングのノウハウがいい意味で取り入れられています。日本人トレーナーのレベルは他のところより高いわけではありませんが、初級・初心者レベルの方には十分と言えるでしょう。

いいところ

本家のRIZAPでもそうですが、やっていること一つ一つはすでに世にあるシンプルなもので、特段目新しいというものではないかもしれません。しかし、それを着実に継続的にできる人は、なかなかいないものです。それができるという人はとっくに自力で手にしたいスキルを手にしているものでしょう。

ここについつい一人ではダレがちな学習についてペースメーカーとして担当のトレーナーが指導してくれます。まだまだ基礎的な部分ができていない。もしくは忘れてしまったという人にはちょうどいいと思われます。

悩ましいところ

立ち上がりのバックグランドが英語のプロだったり学習塾だったり、はたまた外資系ビジネスパーソンらというわけではないからか、集まる先生の層も上記にあげた他社サービスとは違うようです。いまはわかりませんが、トレーナーの募集要件がTOEIC600点台だったこともあり、サービス開始時に、まずは質より数を集めたかったのかもしれません。おそらく当時からのトレーナーも少なからずいるようです。

それでもその多くは海外経験もある人達のようなので、まったく海外経験のない受講者には十分なレベルと言えるでしょう。それが初心者におすすめの所以です。

まとめ

というわけで、今回は4つのサービスの大まかな違いについてざっくりと説明してきましたが、一つ一つをより詳しく見ていくとさらに興味深い違いがあります。まずは英語コーチングに興味がある人の入門的情報として知っておいてもらえると光栄です。

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